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麻呂まつわる和議

麻呂まつわる和議

やがて飛良子が10人の兵に固まれた形で顔を見せた。変わらぬな。よい、上がれ麻呂は部屋に招き入れた。永見は案じた様子で麻呂の傍らに座る。みその戦場でのことなれば御園どののことお許し願いたい。恨みではござらぬ飛良子は真っ先にそれを言って向き合った。だいぶ兵が減ったと耳にしている麻呂は口にしながら奇妙な心持ちではあった。自の前の飛良子は歴然たる敵であるのに、そういう緊張はない。つい2、3日前まで天鈴さまが我らの側におられてござる。るのが心残りのご様子でござったこの立場では滅多に会えまい麻呂は笑った。朝廷の出城を胆沢に築くおつもりとかこれはる出城と言うても伊治のような前線の城ではない。麻呂どのに会えずに鹿角へ戻怨蝦夷と手を結び合って新たな国を生むためのラ火ご到着を待つてのことにござりますまたなにか企んでおるのか麻呂はくすくす笑った。使者はあの飛良子めで会おう。この庭に通せせ名を聞いて麻呂は急かした。やがて飛良子が10人の兵に固まれた形で顔を見せた。変わらぬな。よい、上がれ麻呂は部屋に招き入れた。永見は案じた様子で麻呂の傍らに座る。みその戦場でのことなれば御園どののことお許し願いたい。